この記事では、ビジネスと心理学について詳しく紹介していきたいと思います。
普段仕事をしていて、「なんだか何をやっても上手くいかないなぁ…」と思うことはありませんか?
また、周りに、何をやっても上手くいく人や周りから信頼され頼りにされているような人はいませんか?
そういった場面に遭遇すると不思議でどうしていいかわからなくなってしまうかと思いますが、実はそれらの問題は、ビジネスに心理学的要素を取り入れることで解決できる場合があるんです。
心理学と聞くとビジネスとは一見無縁のように思えるかもしれません。
しかし実は心理学はビジネスを成功させたりビジネスで成功していくためにとても重要な要素の一つで、ビジネスで結果を出している人の多くが何かしらの心理学的なテクニックを取り入れています。
もっとビジネスシーンで成果を上げたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください!
目次
そもそも心理学とはどういったものなのか
まず初めに、心理学というものがどういったものなのかについてみていきましょう。
上手く活用するには、活用しようと考えているものについて正しく理解しておく必要があります。
心理学というのは、「人の心がどのように変化していくのか」について研究する学問を指す言葉です。
人の心というのは、自分の周りで起こる出来事に反応しますが、その反応がその後の行動に大きな影響をあたえます。
どういった要素がどういう風に影響し、心にどのような変化をあたえ、その後の行動がどう変わるのかといったことについて研究をおこなっているのが心理学なのです。
その分野はさまざまで、神経や脳にどういった影響をあたえるのかといったことについての研究や実際にどういった行動をおこなうのかといった研究、精神分析の分野にまで踏み込む研究などがおこなわれています。
心理学の種類
そんな心理学ですが、一口に心理学と言ってもその種類はさまざまです。
というのも、心理学の対象となる人の心自体が非常に抽象的なものであるため、さまざま分野とからめて研究されることが多くなっているからです。
そのためどうしても分類や種類が多くなってしまうわけです。
また心理学には、「基礎心理学」と「応用心理学」という2種類の心理学があります。
基礎心理学は、実験をおこなうことによって得られるデータや統計データを元に分析をおこないます。
一方、基礎心理学で得られたデータや考え方を日常のさまざまな場面で活用していくのが応用心理学です。
ここでは、代表的な心理学の種類についてみていきたいと思います。
社会心理学
代表的な心理学の一つ、社会心理学。
社会心理学は、社会と個人がお互いどのように影響し合っているのかについて研究された心理学です。
社会心理学は何かしら物やサービスを売るときの販売心理や群集心理などが対象になってきます。
ビジネスでの活用分野に絞ってみた場合だと、物やサービスを売るセールスの場面やマーケティングで活用することできるようになっています。
認知心理学
認知心理学は、私たち人間が物事をどのように認知しているのかについて研究される心理学的分野です。
人が物事をどのように理解したり、記憶したり、思考したり、学習したりするのかがその研究の対象となってきます。
この認知心理学では単純に認知のされ方を研究していくのではなく、どのように心が動いていくのかなどについて深く研究していきます。
ビジネスでの応用のされ方としては、メンタル的なケアやストレスへの対策などに用いられることが多くなっています。
人格心理学
人格心理学もビジネスにおいて役立てることのできる心理学の一つです。
人格心理学では、その人の人格や性格といった部分にフォーカスをあてて研究していきます。
相手の人格や性格を知ることは、ビジネスで成果を出したり、ビジネスを円滑に進めていくためにとても重要になってくるポイントの一つです。
取引先の相手の性格や人格を知りより的確にアプローチしていくことはビジネスにおいてとても重要ですし、同じプロジェクトに携わる人間の性格や人格を知ってプロジェクトが円滑に進んでいくようにすることもとても重要です。
人格心理学はこのようにしてビジネスに応用されていきます。
なぜビジネスに心理学を用いるべきなのか
心理学という学問がどういったもので、どういった種類があるのかといったことについて詳しく紹介してきました。
心理学の中にはビジネスに活かせるような分野のものもあるということが分かってもらえたかと思いますが、では、なぜそういった分野の心理学をビジネスに用いるべきなのでしょうか?
ビジネスに心理学を用いるべき理由や、ビジネスに心理学を用いることで得られるメリットについてみていきましょう。
1. 物やサービスが売れやすくなる
ビジネスに心理学を用いるべき理由の一つ目としてあげられるのが、「売りたい物や売りたいサービスが売れやすくなるから」というものです。
先ほども解説した通り、心理学では販売心理や群集心理の研究をおこないます。
これらの分野は、言わば物やサービスを売るための学問です。
どのような売り方をすれば顧客が物やサービスを購入してくれるのかについて研究をおこなっています。
そのデータを元にして商品やサービスの展開・販売をおこなえば、よりその商品やサービスが売れやすくなるわけです。
2. 社内の人間や取引先の相手に好かれ成果を出しやすくなる
ビジネスに活用できる心理学の一つとして人格心理学を紹介させてもらいました。
人格心理学はその名の通り、その人の人格や性格について研究をおこなう心理学の分野の一つです。
人格心理学を知ることで、どういったタイプ人にどのようにアプローチしていけば効果があるのかといったことを知ることができるようになります。
逆におこなってはいけないアプローチの仕方などについても知ることができるようになります。
つまり、相手の感情や自分に対する好意をコントロールすることができるようになるということです。
相手の感情や自分に対しる好意を上手くコントロールすることができれば、相手に好かれることができるようになるため、大きな成果を上げることが簡単になっていくわけです。
2. 仕事に対するモチベーションを上げることができる
ビジネスの成果を左右する最も大きな要素としては仕事に対するモチベーションがあげられます。
モチベーションを高く保つことができればビジネスで大きな成果を出すことも決して難しいことではありません。
モチベーションが低いままになってしまうと大きな成果を上げるどころか、まともに成果を上げることすらできなくなってしまいます。
しかし、心理学について学び心理学の要素を用いることができれば、自分のモチベーションもある程度操ることができるようになります。
そのため、モチベーションの低下を防ぐことができるようになるのはもちろん、常にモチベーションを高く保つことも容易になるので、成果をあげやすくなります。
まとめ
もっとビジネスシーンで成果をあげたい・結果を出したいと考えている方のために、ビジネスと心理学について詳しく紹介してきました。
この記事で紹介してきたように、一見すると心理学はビジネスと何の関係もない分野のように思われがちです。
しかし、実は心理学とビジネスは密接にかかわっているということがわかってもらえたかと思います。
また、活用の仕方もさまざまで、自分自身に対して用いることもできますし、チームや取引先の相手などの顧客に対して用いることもできます。
ビジネスで大きな成果を上げている人や評価されている人は心理学の重要性を理解し、何かしらの心理学的テクニックを取り入れている場合が多いのす。
ですので、ビジネスシーンでもっともっと大きな成果をあげたい、活躍したいと思っている方は、ぜひ心理学を取り入れてみてください!