会員制ビジネス構築無料動画セミナーはこちらをクリック

SDGsのため私たちにできること|身近で小さくてもできること7選

クレイアートの地球と手

SDGsは地球上で生活をしているすべての人が取り組むべき目標として設定されています。 しかし、SDGsに関心はあっても、何をすればいいのかわからない人も多いでしょう。 私たちができることには、何があるのか、 身近なことでもSDGs達成に貢献するための方法をご紹介します。 SDGsを達成するためには、1人ひとりの行動が必要不可欠です。できることを始めるためにも、この記事を読んでSDGsへの取り組みの参考にしてください。

SDGsとは何か

本から生まれるアイディア

まずはSDGsの基本情報について確認しておきましょう。

国連が定めた17の開発目標

SDGsとは、国連が定めた17のゴールから成る「持続可能な開発目標」です。世界共通で取り組むべき国際目標として設定し、達成期間を2015年から2030年までの15年間に定めました。

世界全体でこの目標に取り組むことにより、貧困や差別の問題、見てみぬふりをしてきた環境問題・社会問題に終止符を打つことができるとされています。

SDGs17の目標

まずSDGsにはどのような目標が設定されているかを知ることで、目標達成に近づくことが可能になります。多種多様な分野から17個の目標が設置されており、ターゲットも169個あります。

それぞれの目標について、キーワードを含めて具体的に見ていきましょう。

  • キーワード1 人間

目標1 貧困をなくそう

貧困と一口にいっても、経済的な問題だけではなく、教育や社会的な差別といった「貧困」が存在します。それらの貧困に対して、2030年までに解決に向けて取り組もうとする目標です。日本に貧困はないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、日本でも貧困に陥っている子供たちがいます。そのため貧困は、途上国だけの問題ではなく、先進国の中でも問題視されています。

目標2 飢餓をゼロに

食料供給に関しては、世界各地で問題が起こっています。
2020年と21年度の世界の穀物生産量は適量でしたが、消費量が供給量を少し上回る予想がされており、その状態が長期間継続すると食料不足になる可能性があります。 土壌の悪化や気候変動により農作物の生産量が減少してしまうことでが、人々が飢餓に苦しめられる要因となります。 その解決策として、国際社会の連携と最新技術を使用した持続可能な農業を実施し、安心で安全な食料の供給を保つこと、人々に十分な栄養がいきわたることを目標としています。

目標3  すべての人に健康と福祉を

世界では現在もなお、HIVやマラリア、結核などの感染症により亡くなる人が数多くみられます。コロナも例外ではなく、すべての人が適切な医療サービスを受けることができ、福祉を促進していきます。

目標4 質の高い教育をみんなに

SDGsが掲げる「持続可能な社会」を作り上げるためにも、教育の質の高さが重要になります。 国や地域によって生じている教育格差を是正し、すべての人に平等かつ公正で高い水準の教育を受けられる機会を設けることをゴールとしています。

目標5 ジェンダー平等を実現しよう

かつては風習や宗教的な理由から、女性は教育や社会参加のチャンスが制限されることが少なくありませんでした。 持続可能な社会の実現に向けて、女性が政治や意思決定の場で力を十分に発揮できるような環境づくり、性差別のない社会を目標としています。

目標6 安全な水とトイレを世界に

日本では当たり前ですが、世界ではまだ安全な水と衛生的なトイレが整備されていない地域が数多く存在しています。不衛生な水やトイレにより、伝染病をわずらい亡くなることも珍しくありません。 地域の特性から整備が進まないこともありますが、資金が用意できないという経済的な事情が最大の理由です。
整備がいき届かない地域に対して、世界が協力し合って経済的な支援とインフラの整備の推進を行い、安全な水とトイレを整備していくことを目指しています。

  • キーワード 豊かさ

目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに

人口増加と生活水準の高まりにより、必要となるエネルギー量は増加していきます。その結果として、エネルギー資源が高騰することや供給不足に陥ることが危惧されています。エネルギー不足にならないために新エネルギー資源の開発や、安全で持続可能なエネルギーを安く、すべての人に供給できるようにすることを目標としています。

  • 働きがいも経済成長も

一人ひとりの働きにより、経済活動が成り立っています。人々の健康や収入、教育を保証し、働きがいのある適切な雇用(ディーセント・ワーク)を継続していくことを目標としています。

目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう

世界の発展のために、これまで新たな技術開発やイノベーションが役立ってきました。 テーマである「誰一人取り残さない」社会の実現のために、災害に強い強靭な(レジリエント)なインフラの構築が必要です。さらなる技術開発やイノベーションを推進し、持続可能な産業を作ることを促進しています。

目標10 人や国の不平等をなくそう

年齢・性別、障害や人種、民族や宗教の違いにより差別が生まれ、国や地域で情勢不安や紛争に発展することがあります。また先進国と途上国の間には明らかな経済格差があり、それゆえに国際社会での発言力が弱い立場にあることが問題視されています。不平等を是正し、すべての人が、社会的・経済的・政治的に平等な社会を目標としています。

目標11 住み続けられるまちづくりを

都市部には多くの人が住み、店や交通も不自由ない状態にあります。
都市部はサービスが充実している一方で、経済的に貧しい人々の多くが安全面や環境面で不安な立場に置かれています。脆弱な立場にある障害者や高齢者、経済的弱者が取り残されないよう、基本的な生活インフラとサービスを整備し、持続可能な都市、安心安全な居住を実現することを目指しています。

  • キーワード 地球

目標12 つくる責任 つかう責任

世界では生産過剰で食料を廃棄している一方で、食糧難により栄養不足に陥っている地域があります。ビニールやペットボトルといった生活ごみが原因となり、マイクロプラスチックが発生しています。それらの人工的なごみにより、環境汚染の発生や生態系の乱れが引き起こされています。そのため、作る側は適切な資源で適切な量を生産し、使う側は効率的に利用していくことを目標としています。

目標13 気候変動に具体的な対策を

地球温暖化にともなって異常気象などの自然災害や海面水位の上昇などの問題が増加しています。地震や津波、台風や洪水による被害額は年間で平均して数千億ドルともいわれ、災害リスク管理のための投資額は毎年60億ドル必要だとされています。すべての国々において、災害に対する強靭性(レジリエンス)を強化することを目標としています。

目標14 海の豊かさを守ろう

プラスチックなどの生活ごみにより、海洋汚染が進行しています。さらに海洋資源の乱獲や地球温暖化の影響で、生態系が破壊される事態に陥っています。多様な生態系を維持するためにも、健全で生産的な海洋環境を管理し、持続的に保護と利用していくことを目標としています。

目標15 陸の豊かさを守ろう

気候変動による干ばつなどにより土壌が劣化し、食料を作るための耕作地が減ってきています。砂漠化や干ばつは生態系へも影響を与え、絶滅の危機にひんしている生物も存在しています。多種多様な生物の保護と安定した食料の供給が可能になるよう、湿地や森林、耕作地の保全と持続可能な利用を目標としています。

  • キーワード 平和

目標16 平和と公正をすべての人に

あらゆる場所において暴力や虐待・搾取といった不安定な社会は、人々の間に溝を作り不利益を生じさせます。安定した社会の実現のために平和な社会づくり、すべての人が平等に司法へアクセスできる制度の構築を目標としています。

  • キーワード パートナーシップ

目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

目標の実現のためには、先進国は開発途上国に支援を行うなどお互いに協力し合うことが必要です。持続可能な社会の構築に向けて、先進国と開発途上国が一緒になって同じ目標に向かっていくことを目標としています。

ひとつの指標となるESG

貧困や差別、環境といった世界の細かな諸問題を17の達成目標と設定していますが、それらの課題を大きく3つに分類して「ESGの課題」と呼んでいます。ESGはそれぞれ「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(ガバナンス)」を指し、国連は「機関投資家が企業に投資する際には、ESGの課題を反映しているかどうかを重視するべきである」と提言しました。

つまり、「ESGの課題、ひいてはSDGsへ積極的に貢献している企業が優先的に投資されるようにしよう」と提言したのです。この提言によって、機関投資家の支援を受けたい企業はESGの課題を反映するようになり、必然的にSDGsの達成に貢献することとなりました。ESGは企業のSDGsに対する活動を促進するために必要な指標といえます。

国連推奨「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」

木に登ったナマケモノ

地球上に生きるすべての人がSDGsの達成に貢献できることを示すため、国連では誰でもできるアクション例として「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」を推奨しています。一つひとつ見ていきましょう

レベル1:ソファに寝たままできること

ソファに寝たままできることとして、オンラインの活用をピックアップしています。中でも「公共料金の支払いをオンラインで済ませよう」という提案は、身近すぎて気づきにくいことかもしれません。公共料金をオンラインで決済すれば、振込用紙は必要なくなります。

またオンラインで見つけた情報のメモに、デジタル付箋を利用することも推奨しています。紙の使用量を減らせば多くの森林を守ることができるでしょう。1人が頑張ってもその力は小さいですが、より多くの人が実践することで大きな力になります。

他には電気エネルギーの節約があげられています。先進国の多くは部屋の照明に加えてテレビやパソコンなどがあるので、部屋の照明を消しても意外と明るいものです。もちろん目が悪くならない範囲で、使用する照明は最低限まで減らすことを提言しています。これくらいであれば確かにソファに寝たままでもできそうです。

レベル2:家にいてもできること

普段の生活習慣を少し変えるだけで、SDGsに貢献できることがあります。まずは、前述のとおり室内の電力消費はなるべく控えましょう。食に関しても、できることはあります。肉や魚の生産には植物より多くの資源が使われているので、食べるものも少し変えてみることが推奨されています。食べ物もできる限り冷凍保存をして長持ちさせることで、フードロスの削減につながるでしょう。

他にも、ドアや窓の隙間を少なくしたり、衣類を工夫したりなど、電力を使わず温度調節できないか考えてみてください。古い電化製品を省エネの製品に買い替えてエネルギーの消費を抑えたり、ソーラーパネルなど再生可能なエネルギーの使用に目を向けたりしてもいいでしょう。紙やプラスチック製品、ガラスやアルミを捨てずにリサイクルすることで、ごみ埋め立てのための土地の増設が不要になります。水の無駄遣いを控えることも、家にいながらできることです。

レベル3:家の外でできること

外出先でできることとして、購入品の選び方について提案しています。もし地方に住んでいるのであれば、地元の生産品や訳あり品を積極的に購入することで地元の企業を応援することができますし、雇用を守ることやフードロスの削減にもつながるのです。

マイバッグやマイボトルの持参を習慣にすれば、レジ袋やコップのゴミを減らすことに貢献できます。

レベル4:職場でできること

職場でできるアクションには、通勤方法の変更や電化製品の見直しなどがあります。 個人でも始められるアクションとしては、車通勤をやめて公共交通機関をつかった通勤に切り替えたり、自転車や徒歩での通勤が挙げられるでしょう。

職場で行われている意思決定は適切か、見直してみましょう。リサイクルは正しく実施されているか、生態系に影響を与えるような方法を採用している業者との取引はないかといったことも関連してきます。

また、自分が十分な福利厚生を得られているか、労働環境についても見直してください。男性と女性との賃金に差があったり、職場で何かしらの差別があったりしたときは、声を上げる勇気を持ちましょう。

職場でアクションを起こすためには、会社や同僚からの協力が必須となるため、少々ハードルが高いと感じるかもしれません。しかし、できることはあります。職場にある電化製品を省エネタイプに変えたり、普段購入しているオフィス用品をサスティナブルなものに切り替えたりすることを提言してみましょう。

会社や同僚がSDGsの重要性を理解していない場合、なかなか実現できないかもしれません。円滑にアクションを起こすためにも、 SDGsに関することを学んで知識を深め、SDGsの重要性について伝えていく必要があります。 「SDGsに貢献することは企業のイメージアップにもつながる」ということを理解してもらえるようにしましょう。

SDGsのため私たちにできること|学生編

先生に指導を受ける学生

これからの未来を担う学生にこそ、SDGsへの理解を深めて、普段から何か貢献できることはないか考えながら行動をして欲しいものです。学生であってもSDGsのためにできることを簡潔にまとめました。

小中学生でもできること

まずはSDGsについて知ることが大切です。SDGsへの理解と知識を深めること自体がSDGsへの貢献につながります。SDGsは世界中のすべての人が取り組むべき課題です。そのためには多くの人がSDGsについて知らなくては何も始まりません。

SDGsの認知度はまだまだ低いのが現実です。SDGsを理解すること自体が貢献へとつながります。

高校生でもできること

高校生であれば、SDGsについて考えるきっかけづくりのために開催されているイベントに参加してみましょう。 SDGsを広めるためにも役立ちます。2018年までは国連広報センターと上智大学が主催する「持続可能な開発目標(SDGs)学生フォトコンテスト」もありました。

イベントに参加してSDGsについて理解を深めたら、普段からマイバッグを持ち歩く、地産地消を心がけるなど自分でできることから始めてみましょう。

大学生でもできること

SDGsについて知ることはもちろん、SDGsの認知拡大に貢献するとともに、生活の見直しをしましょう。1人暮らししているなら、電気を節約したりフードロスの削減に貢献したり、できることから始めます。生活費も節約できるので一石二鳥のアクションです。

他にも、SDGsの取り組みなどを見つけたらSNSでシェアする、関連するイベントがあれば積極的に参加してみるなど、できることから取り組みましょう。

SDGsのため私たちにできること|家庭編

野菜料理

家庭でできるSDGsの取り組みにはどのようなことがあるのでしょうか。すぐに取り組めることをご紹介します。

買い物の見直し

日本では毎年約600万トンの食べ物が捨てられているという調査報告があります。世界食糧基金が定める世界全体の食料援助量の約2倍ともいわれており、日本でのフードロスを減らせば、世界の貧困地域に援助できる食料を増やせるかもしれません。

食品ロスのうち約280万トンは家庭から発生しているとされ、4人家族の1世帯でも毎年約6万円もの食べ物が捨てられていると推計されています。フードロスをなくすためには買いすぎないこと、買ったものは冷凍保存などしてできる限り日持ちさせること、訳あり品を積極的に購入するなど、買い物に工夫をしてみましょう。

参考:環境庁

他にも買い物で実践できることは多くあります。
エコバックや紙ストローを使用するなど、プラスチック製品を使わない。
商品の購入では、なるべくフェアトレード商品や地球に優しい生産方式で作られた商品を購入するようにするなど、意識することでできることはたくさんあります。

寄付・募金

食糧支援や教育支援を行っているNPOやNGO団体に募金することで、それらの活動に貢献することができます。
飢餓や貧困にあえぐ国々に支援を行い、水準の高い教育を広めることで、目標1・2・4の実現に結びつきます。

資源やエネルギーの節約

家庭でできるアクションとして、電気の節約、家電を省エネのものに買い替えるなど根本的なエネルギー削減などが挙げられます。窓やドアの隙間をふさいだり、断熱フィルムを設置したりすることも、空調設備の運転効率を改善するので省エネにつながるでしょう。

またファッションアイテムや日用品の購入にはサスティナブルなものやリユース品を選べば、地球環境にもやさしく資源も節約できます。

SDGsのため私たちにできること|職場編

打ち合わせでガッツポーズ

経済発展の代償として、気候変動や環境破壊が引き起こされてきた事実から、企業には社会的な義務と責任が求められています。以下に、職場でできるSDGsの取り組みをまとめました。

雇用条件を見直す

基本的な雇用条件を見直してみましょう。労働者が受けるべき権利を行使できているか、企業側の雇用条件に不足がないかを確認してみてください。

日本では、 年次有給休暇を毎年必ず5日はとることが 2019年に義務化されました。厚生労働省の調査によると、その背景には有給休暇の取得率が全体で約5割だったという実情があります。有給休暇をとることは労働者のメンタルや体調を調整し、仕事の生産効率を高めることにつながるとされています。

そもそも政府の有給休暇取得目標は7割です。それが5割にとどまっている要因は、周りに迷惑をかけてしまうことや職場が休暇を取りづらい雰囲気になっているなど、有給休暇の取得にためらいを感じている人が大半であることがわかりました。

義務化により企業側から有給休暇の取得を労働者に促し、必ず有給休暇を取得できるようにしたことは、 誰もが健康的な生活ができる環境づくりといえるでしょう。引いてはSDGsへの貢献につながっているのです。

参考:厚生労働省

教育とスキルアップの機会を平等に

不利な立場になりやすい介護や育児中の人々が、お互いに認め合う働きやすい環境づくりが重要です。さらに企業の発展にためにも、社員教育は重要な要素です。すべての社員が平等に研修を受けることができること、スキルアップ可能な環境の整備を推進していきましょう。そうすることで個人の働きがいや成長を感じ、やる気や生産性の向上につながります。

職場の状態を見直す

日本でもジェンダー平等が叫ばれていますが、世界経済フォーラムが2019年12月に公表した「Global Gender Gap Report 2020」によると、日本のジェンダー・ギャップ指数は153か国中121位です。前回は149か国中110位だったものが、さらに順位を落とす結果となりました。

世界基準で見ると、日本はまだまだ男女の差別が激しく、男女の賃金の違いや女性の労働環境など、見直すべき点は多いです。「女性だから」「男性だから」という考えが職場でも浸透していないか、アンテナを張ってみるといいでしょう。

参考:男女共同参画局

まとめ

芽生える植物を両手で持つ

SDGsのためにできる身近なことをまとめました。日常生活のほんの小さなことでも、1人ひとりが意識すればSDGsの達成につながることは多いです。

まずは自分でできる小さなことからスタートし、徐々に周りを巻き込んでいけるようになれば、日本のSDGs達成率も上がっていくことでしょう。是非意識してみてください。