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アルフレッド・アドラー50の名言│考え方を変えれば人生は変わる!

アルフレッド・アドラー20の名言

この記事では、あなたの人生を変えるかもしれないアドラーの50の名言をご紹介します。

アルフレッド・アドラーは「アドラー心理学」と呼ばれる流派と精神医学を確立した心理学者です。

かの有名なフロイト博士とユング博士と並ぶ深層心理学の巨匠。当時3人は一緒に研究していましたが、アドラー36歳のときフロイトの学説に対立し、フロイトとは決別します。

そんなアドラーは生前、数々の名言を世に残しました。そのなかでも厳選した50の名言をご紹介します。

<この記事で分かること>
・アルフレッド・アドラーの名言集50選
・考え方を変えるだけで人生は変わる

人生と人間関係はどんな関わりなのか、考え方が変わるかも知れません。

アルフレッド・アドラーの名言集50選

心理学者アルフレッド・アドラーの名言とはどんな言葉なのでしょうか。その内容と意味を考察していきます。

 

1.自分のことばかり考えてはいないだろうか?奪う人、支配する人、逃げる人、これらの人は幸せになることができないだろう。

一度立ち止まって、自分のことばかり考えていないか自問してみてください。

相手から奪ったり、支配したり、逃げる人は、幸せから遠ざかります。

 

2.カッときて自分を見失い怒鳴ったのではない。相手を支配するために、怒りという感情を創り出し利用したのだ。

怒りで自分を見失ったと感じているかもしれません。

しかしその怒りは、相手を支配するために出てきた怒りなのです。

 

3.苦しみから抜け出す方法はただひとつ。他者を喜ばせることだ。自分に何ができるかを考え、それを実行すればいい。

与えてもらうばかりの人生と、人に与える人生。

一見、与えてもらう方が幸せだと思うかも知れませんが、人に与え喜ばせることで幸福度は高まるのです。

自分の幸せだけを考える生き方は人が離れていきます。そして孤独になります。

 

4.あなたのために他人がいるわけではない。「〇〇してくれない」という悩みは自分のことしか考えていない何よりの証拠である。

他人はあなたの願いを叶えるために存在しているのではありません。

相手に期待することは、自分のことしか考えていない証拠です。

 

5.人は居場所がないと感じると、精神を病んだり、アルコールに溺れたりする。他者に貢献することで、居場所を確保すればいい。

人にとって、自分の居場所があることは大切です。

居場所がないことで、様々な問題が起こります。

他者への貢献で、居場所は作ることができます。

 

6.陰口を言われても嫌われても、あなたが気にすることはない。相手があなたをどう感じるか、相手の課題なのだから。

他の人から悪口を言われると気になるものです。

しかし相手があなたのことをどう思うかは、相手の課題であり、あなたが気にすることではありません。

 

7.他人からの賞賛や感謝など求める必要はない。自分は世の中に貢献しているという自己満足で十分である。

あなたが何か行動する理由は、他人から褒められるため、感謝されるためですか?

自分が世の中に貢献しているという気持ちさえあれば、理由として十分ではないでしょうか。

 

8.「みんなが私を嫌っている」「今回駄目だったから次も駄目だ」という思い込みは、冷静に立証すれば消えていく。

みんなから自分は嫌われている、次もまた失敗する。

そう思ったら、一度冷静になって立ち止まって見てください。

 

9.ほかの人の自分に対する評価は、その人の個人的な意見であり、自分の評価そのものには、関係しない。

他人からの評価は、あくまでその人の個人的な考えです。

自分自身の評価とは、無関係であることを理解しましょう。

 

10.行動に問題があるとしても、その背後にある動機や目的は、必ずや「善」である。

問題があるように見える行動の背後には、必ずその人なりの「善」があります。

 

11.他者からの視線を気にして、他者の顔色をうかがいながら生きること。他者の望みをかなえるように生きること。確かに道しるべにはなるかもしれませんが、非常に不自由な生き方です。

多くの人は他人の目を気にして生きており、他人が望む人生を生きようとします。

しかし、他人の評価を気にして生きる人生は自由ではありません。

 

12.究極的には、われわれの人生において対人関係以外の問題はないように見える。

極論を言えば、私たち人間の抱える問題というのは対人関係以外ないのではないだろうか。

 

13.人の心理は物理学と違う。問題の原因を指摘しても、勇気を奪うだけ。解決法と可能性に集中すべきだ。

問題の原因を指摘し責めたてることは、相手の勇気をくじく行動であり現代でもそれを「よかれ」と思って行っている人が多いです。

しかし、これでは何の解決にもなりません。問題は原因ではなく、解決法と可能性という前向きな勇気を持つことです。

 

14.健全な人は、相手を変えようとせず自分がかわる。不健全な人は、相手を操作し変えようとする。

人間は人をコントロールしようとしてはいけません。

自らが行動し変わることで、周りの人も徐々に変わってきます。

自分は何もせず人に指示ばかりしている人からは何も生まれず、人は自然と離れていきます。

 

15.使い続けたライフスタイル(生き方の癖)が支障を来しても、人はそれを変えようとしない。現実を捻じ曲げてでも、自分は正しいと思い込む。

自分が長年慣れ親しんだ生き方は、何かトラブルを引き起こしたとしても簡単には変えられません。

現実ではなく、自分が正しいと思い込んでしまいます。

 

16.「親が悪いから」「パートナーが悪いから」「時代が悪いから」「こういう運命だから」責任転嫁の典型的な言い訳である。

何か問題が起こった時、「〇〇のせいだ」と自分以外のせいにしていないでしょうか。

問題を自分以外のものにすることを、言い訳といいます。

 

17.信用するのではなく、信頼するのだ。信頼とは裏付けも担保もなく相手を信じること。裏切られる可能性があっても相手を信じるのである。

信用と信頼は異なり、信頼は相手のことを根拠がなくても信じることです。

たとえ裏切られる可能性があったとしても、相手を信頼するのです。

 

18.あなたが悩んでいる問題は本当にあなたの問題だろうか。その問題を放置した場合に困るのは誰か、冷静に考えてみることだ。

何かしらの問題を抱えている人は多いですが、実はそれが自分の問題ではなく他の人の問題だったということが多くあります。

そして何かしらの問題に対して解決できるのは、自分の問題だけだということをあまり人は知りません。

 

19.人は正しいことをして注目されないと、ときに「負の注目」を集めようとする。人生を惨めにするような努力はやめるべきだ。

人は自分の正当性が評価されないと、ときに悪いことをして注目を集めようとしてしまいます。

それは、自分の評価を下げることにつながります。

20.判断に迷ったら、より多くの人間に貢献できる方を選べばいい。自分よりも仲間たち、仲間たちより社会全体。この判断基準で大きく間違うことはまずないだろう。

幸せの三原則は、「自分自身が好きかどうか、よい人間関係を持っているかどうか、人や社会に貢献しているかどうか」です。

間違った判断をしそうになったら仲間に聞けばいい、それで結果的にみんなが幸せになったら最高ですね。

 

21.重要なことは人が何を持って生まれたかではなく、与えられたものをどう使いこなすかである。

自分にないものを欲しがるのが人間です。他の人が自分にないものを持っているからといって幸せでしょうか?そうではありません。

「自分にすでに与えられているものを、最大限に活かしなさい」という教えです。

 

22.誰かが始めなくてはならない。見返りが一切なくても、誰も認めてくれなくても、あなたから始めるのだ。

何かを始めるのは、常にあなたです。

誰かや他人に期待しても、何も変化はありません。

見返りがないとしても、誰からも認めてもらえなくても、あなたから始めることが大切です。

 

23.感情は車を動かすガソリンのようなものだ。感情に支配されるのではなく、利用すればいい。

感情は何か行動を起こすためのガソリンのようなものです。

感情的に行動するのではなく、反対に利用しましょう。

 

24.どうしたらみんなを喜ばすことが出来るかを毎日考えるようにしなさい。そうすれば憂鬱な気持ちなど吹き飛んでしまいます。反対に自分のことばかり考えていたら、どんどん不幸になってしまいます。

人を笑わせたり喜ばせたりすると、自然と自分の周りに人が集まってきます。

「この人といると楽しい」そう思ってもらえたら、自分も相手も楽しくて幸せです。

自分のことばかり考えていると周りに目がいかず、笑顔もなくなり人は遠ざかっていきます。

 

25.自分だけでなく仲間の利益を大切にすること。受け取るよりも多く相手に与えること。それが幸福になる唯一の道だ。

自分だけの利益や幸福は自分のためにならず、一瞬の幸福感を得るだけです。

大切な仲間や他人の利益を考え行動することで、結果的に自分と相手が幸せになれるのではないでしょうか。

 

26.できない自分を責めている限り、永遠に幸せにはなれないだろう。今の自分を認める勇気を持つ者だけが、本当に強い人間になれるのだ。

できない原因が自分だと責めても先には進めません。

それが自分なのだと認め、失敗は経験だと学ぶことで人は強くなれるのです。

 

27.生まれ変わる必要はない。感情の使い方を変えればいい。

生まれ変わるとか大げさなことをする必要はありません。

単に、感情の使い方を変えるだけでいいのです。

 

28.自分の不完全さを認め、受け入れなさい。相手の不完全さを認め、許しなさい。

自分という存在は、完璧ではありません。ダメな部分も受け入れましょう。

しかし、相手に対しては不完全な部分を認めて、許すことが大切です。

 

29.幸せの三要素は、⑴自分自身が好きであること ⑵良い人間関係を持っていること ⑶人や社会に貢献していること

幸せを決めるのは、たった3つのポイントだけです。

自分を肯定し、よい人間関係を築き、他者や周囲に貢献することです。

 

30.劣等感を言い訳にして人生から逃げ出す弱虫は多い。しかし、劣等感をバネに偉業を成し遂げた者も数知れない。

劣等感はやらない言い訳にもなります。

しかしその劣等感を利用して、偉大な功績を残した人も存在します。

 

31.あなた劣っているから劣等感があるのではない。どんなに優秀に見える人にも劣等感は存在する。目標がある限り、劣等感があるのは当然のことだ。

劣等感というのは、あなたが「すごい」と思っている人にも存在するものです。

劣等感が存在するのは、あなたが目標に向けて頑張っている証拠です。

 

32.「やる気がなくなった」のではない。「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。「変われない」のではない。「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。

自分の感情をコントロールするのは誰でもなく自分自身です。

自己決定が自分の行動を決めてしまうということを、誰よりも自分が分かっていないという事実を人はあまり知りません。

 

33.「自分は役立っている」と実感するのに、相手から感謝されることや、ほめられることは不要である。貢献感は「自己満足」でいいのだ。

人間の行動はすべて自分が決めています。

何かをしたくて目的があるから行動するのです。

それは誰かにほめられるためではなく、自己満足を得るためなのです。

 

34.重要なことは人が何を持って生まれたかではなく、与えられたものをどう使いこなすかである。

自分は「〇〇ができない」「〇〇は得意ではない」と嘆くより、自分にある才能を使ってどう貢献するかが大切です。

 

35.「暗い」のではなく「優しい」のだ。「のろま」ではなく「ていねい」なのだ。「失敗ばかり」ではなく「たくさんのチャレンジをしている」のだ。

人間はその人の「ものの見方」によって、どんな風にも変わるということ。

「にぎやか」なのを「うるさい」と感じる人もいます。

人の見方というのはさまざまですが、真実は感情と比例しないのです。

 

36.他人のことに関心を持たない人間は苦難の道を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかけることになる。人間のあらゆる失敗はそういう人たちの間から生まれるのです。

他人に興味がなく関心を持たないということは、人とのつながりがなく助け合いや感謝も知りえない人生ということ。

それによって、人に迷惑をかけることは明らかです。

人生は他人と関わらずに生きていけないことを知りましょう。

 

37.人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ。人生はきわめてシンプルである。

今あなたが生きている今日は、すべてあなたが選んだ人生なのです。

 

38.敗北を避けるために、ときに人は自ら病気になる。「病気でなければできたのに」と言い訳して、安全地帯に逃げ込み、楽をするのだ。

病気は、ときに人の都合の良いように発症することがあります。

人は病気を言い訳にして、できない理由を作るのです。

 

39.遺伝もトラウマも、あなたを支配してはいない。どんな過去であれ、未来はいまここにいるあなたがつくるのだ。

どんな過去のことも、今のあなたを「今」変えることはできません。

過去は変えられませんが、未来は今のあなたがこれから作っていくのです。

 

40.楽観的でありなさい。過去を悔やむのではなく、未来を不安視するのでもなくいま現在だけを見なさい。

どんな時でもポジティブであること。

過ぎたことを後悔したり、まだ先の未来のことを不安に感じてもどうしようもありません。

今を生きることです。

 

41.未来は自分で決めて行ける。目的の持ち方で未来は変えられる。過去の解釈の仕方で今は変えられる。

自分の力で変えていくことができるのは、未来です。

過ぎ去った過去も、自分がどう思うかによって変えられるのです。

 

42.人は失敗を通じてしか学ばない。

誰しも失敗をするのは嫌なことですが、失敗をするためには行動するしかありません。

頭で考えいくら勉強しても行動して経験に勝る学びはないのです。

 

43.甘やかすと相手の勇気を奪ってしまう。手助けしたり、チヤホヤしたりするのではなく、独り立ちの練習をさせなさい。

相手に対してサポートしたり、甘やかすことは相手が自立する力を奪ってしまうことになります。

自立を促すなら、あなたは手助けしないことです。

 

44.人間は、自分の人生を描く画家である。あなたをつくったのはあなた自身。これからの人生を決めるのもあなただ。

自分の人生は、自分で決めることができる。

今のあなたを作ったのも、誰でもない、あなたなのです。

 

45.強く見せる努力は止めて、強くなる努力をすべきだ。

うわべの努力は何の身にもなりません。努力をしているように見せかけても、本気でその物事に対して努力しないのなら時間の無駄。

少しでも人生を楽しく無駄にしたくないなら、本気で努力するべきです。

 

46.子供は感情でしか大人を支配できない。大人になってからも感情を使って人を動かそうとするのは、幼稚である。

子供は物事を支配するのに感情でしか達成できません.

しかし、大人になってもすぐに泣いたり怒ったりするのは、内面的に幼稚な人だと考えます。

 

47.叱ると一時的には効果がある。しかし、本質的な解決にはならない。むしろ相手は活力を奪われ、ますますいうことを聞かなくなるだろう。

厳しく注意することで、相手はその場ではあなたに従うでしょう。

しかし叱るという行為では、真の原因は解決できず、相手はあなたに対してさらに反発することになります。

 

48.人の育て方に迷ったときは、自分に質問するといい。「この体験を通じて、相手は何を学ぶだろうか?」と。そうすれば、必ず答えが見つかるだろう。

人を育てることは難しいもので、時に迷うこともあるでしょう。

しかし、シンプルな質問を自分に投げかけることで答えは見つかります。

 

49.叱られたり、ほめられたりして育った人は、叱られたり、ほめられたりしないと行動しなくなる。そして、評価してくれない相手を敵だと思うようになるのだ。

昔はご褒美を利用し、アメとムチで人が育つと信じる人が多くいました。

ですが、それは間違いです。自分の意志で行動できなくなり、一生誰かにご褒美を求める人生になってしまいます。

人は人をコントロールしようとしてはいけないのです。

 

50.「よくできたね」とほめるのではない。「ありがとう、助かったよ」と感謝を伝えるのだ。感謝される喜びを体験すれば、自ら進んで貢献を繰り返すだろう。

ほめるのは上から目線です。

子供にはそれが理解できないかもしれませんが、大人には分かります。

感謝とほめる言葉は意味が違うのです。また、喜びの種類と心の温かさも違います。

考え方を変えるだけで人生は変わる

考え方を変えるだけで人生は変わる

私たち人間は、さまざまな人間関係の成り立ちによって人生を過ごしています。名言にもある通り、人生のほとんどの問題が対人関係だと言っているのが、アドラー心理学です。

今の自分が不幸だと何事もあきらめたり、落ち込んだりしている人もいるでしょう。しかし、人は過去の出来事によって未来を進めないことは何もありません。

なぜなら、人は変われるからです。

たとえ今の自分が不幸だと感じているとしても、「考え方」を変えるだけで進む道が見えてくるのではないでしょうか。

人が変わるのに年齢も場所も時代も関係ないのです。生きている限り人は変われます。自分で変われるという決断をすれば、人は幸せになれるのです。

アドラー心理学を詳しく解説した名著「嫌われる勇気」の情報は下記ページを参考にしてください。

アドラー心理学を創唱したアルフレッド・アドラーの【嫌われる勇気】から学ぶ心理学