最近は副業解禁の流れが加速し、大手企業でも副業を推奨するようなところが出てきています。
会社員として働きながら別の部分で収入を作ることができれば、収入が増えるのはもちろん、より安定した生活が手に入るので、余裕と時間があるのであればぜひ副業に取り組むべきです。
ただし、いくら余裕があって時間が作れるとは言え、本業なみにしっかりと取り組めるという方はそう多くはないでしょう。
「一日数時間程度」という方がほとんどなはず。
そこでそんな方におすすめしたいのが、「権利収入」です。
この記事では、
権利収入の概要についてはもちろん、メリットやデメリット
3つの代表的な権利収入の種類
ついて詳しく紹介していくので、これから副業を始めたい方、短い時間でしっかりと稼ぎたい方はぜひチェックしていってください。
目次
権利収入とは
権利収入とは、権利を所有していることによって得ることのできる収入を指す言葉です。
収入を得る方法としては労働の対価として得られる労働収入が最もスタンダードな方法だと言えますが、その労働収入の対義語となるのが、この権利収入です。
権利収入と聞くと「手を動かさなくても得られる収入」と勘違いしてしまう方がいますが、実はそうではありません。
確かに親が不動産を持っていて、そのおかげで働かなくても収入が入るというようなパターンもあるにはありますが、基本的に権利収入が得られるようになるための権利を手にするには手を動かさなくてはいけません。
そのため、同じように収入が入ってくる仕組みを作り、仕組みができたらある程度安定した収入が入ってくるタイプの不労所得とほぼ同じ意味で語られることが多くなっています。
権利収入のメリット
労働収入とは異なるスタイルで収入を得ることができる権利収入ですが、労働収入と権利収入の違いはそこだけではありません。
権利収入には労働収入にはない魅力的なメリットがいくつか存在します。
権利収入ならではの4つのメリットについてみていきましょう。
1.多額のお金が手に入る
労働収入にはない権利収入ならではのメリットとして最も魅力的だと言えるのが、稼げる金額だと言えるでしょう。
会社員のような労働収入では、いくら身を粉にして頑張ったとしても、稼げる金額は決まっています。
一方、権利収入の場合、労働収入では決して稼ぐことのできないような額の収入を得ることができる可能性があります。
会社員の年収分を一ヶ月で稼げてしまうことも珍しいことではありません。
2. 仕組みができた後はそれほど手間がかからなくなる
例外もあるにはありますが、権利収入で一度収入が得られる仕組みを作り、その仕組を安定させることに成功した場合、後はそれほど手間がかからなくなります。
手間をかけなくても収入が発生するようになるということですね。
これは労働の対価として収入を得ることができる労働収入では考えられないことです。
そのため、ここに魅力を感じ、権利収入に取り組む人が非常に多くなっています。
3. 収入が安定する
これも例外はありますが、権利収入は一度仕組み化することに成功すれば収入を安定させることができるようになります。
労働収入の場合、病気やケガで長期間働くことができなくなってしまうと、それまでのように安定した給料を得ることができなくなってしまいます。
場合によっては解雇されてしまうこともあるので、収入がなくなってしまう可能性もゼロではありません。
一方、権利収入は一度収入が発生する仕組みを作り土台を整えてあげることができれば、極端な話、手を動かさなくてもある程度安定した収入を得ることができるようになっています。
これは私たち労働者にとってかなり魅力的なメリットだと言えるのではないでしょうか?
4. 収入を積み重ねることができる
権利収入は一度仕組みを作ることが出来れば、後はある程度安定的に収入を得ることができると解説してきました。
そのため、手を動かし続け、収入を得られる仕組みをいくつも用意することができれば、どんどん収入を積み重ねていくことができるようになります。
一つの権利で得られる収入は少なくても、それをいくつも用意することによって多額の収入を得られるようになるというのも、労働収入にはない大きなメリットの一つだと言っていいでしょう。
権利収入のデメリット
労働収入にはないさまざまな魅力のある権利収入ですが、デメリットがないわけではありません。
権利収入には権利収入なりのデメリットも存在します。
そこでここからは、権利収入ならではのデメリットについてみていきましょう。
1. 収入が得られるようになるまでが非常に大変
仕組みを作ることに成功し収入が得られるようになれば、その後は安定的に収入を得ることができる権利収入ですが、収入が得られるようになるまでの仕組み作りがとにかく大変です。
それこそがむしゃらに作業しなくては、仕組み化どころかその土台作りをすることすらできなくなってしまいます。
仕組みができるようになるまでは寝ずに作業していたという人も少なくありません。
収入が得られるようになる仕組みを自分で作り上げるわけですから当然と言えば当然ですね。
権利収入は決して楽して得られるようなものではないということをしっかりと覚えておくようにしましょう。
2. 必ずしも収入を得られるようになるわけではない
権利収入が得られるようになるにはがむしゃらに手を動かす必要があると解説してきましたが、がむしゃらに手を動かしたからと言って必ずしも稼げるようになるわけではありません。
どれだけ頑張ったとしても全然稼げない可能性はあります。
これは労働収入にはない権利収入ならではの大きなリスクと言えるので、しっかりと覚えておきましょう。
3. 大きな元手が必要になる
権利収入を得る方法の中には、不動産投資や株への投資など、初めに大きな元手が必要となる方法も存在します。
不動産投資をおこなう場合など、それこそ数百万円〜数千万円規模の元手が必要になってくるので、これも権利収入ならではのデメリットと言っていいでしょう。
ちなみに、権利収入的なビジネスとして会員制ビジネスがあり、自分のスキルやキャリアを活かし、低コストでビジネスをスタートできる会員制ビジネスの無料動画セミナーがあります。その詳細に関しては下記のページを参考にしてください。
代表的な権利収入5選
最後に代表的な権利収入をいくつか紹介していきたいと思います。
1. 不動産投資
権利収入を得る方法として定番の方法と言えるのが不動産投資です。
不動産投資は、アパートや商業ビルなどの一室、または建物ごと購入して保有し、それを貸し出すことで家賃収入を得るタイプの権利収入です。
会社員でも取り組みやすいのは、マンションの1室を借りて賃貸にするワンルームマンション投資です。大きな元手が必要になる反面、部屋が空室にならない限りは、継続した収入が見込めます。
2. 株などの投資
株などへの投資も定番と言える権利収入の一つです。
企業が発行している株式や仮想通貨などの金融資産を購入し、売買することで収入が得られるようになります。
また、株の中には配当金がもらえる株もありますが、そういった株を保有しておくことで配当金をもらうというのも、権利収入を得る方法の一つです。
3. 印税
本や音楽、写真やイラストなどを販売し、そこから印税として収入を得るのも権利収入の一つです。
この方法には、売れないと印税が入ってこないというリスクがありますが、一度制作してしまえば、後は売れるたびに収入が入ってくるという大きなメリットもあります。
4. 動画配信
近年注目を集めている権利収入の一つとして、動画配信で稼ぐYoutuberがあります。
Youtubeには、動画の最初や途中に広告が流れてきますが、動画配信者はその広告費で利益を上げることができます。
自分の趣味や好きなことを配信することで収益をあげられる点が魅力的ですが、動画の視聴者が増えるまでは長期間の努力と創意工夫が必要となります。
動画の投稿数が増え、ファンがつくことで継続した収入が期待できます。
5. ブログの広告収入
ブログやホームページを運営し、一定のアクセスを集めることで広告収入が得られます。
ブログは初期投資金額が少額から始めることができ、初心者でも始めやすいビジネスです。
ただしある程度のアクセスが集まるまでは収益は発生しませんし、時間とそれなりの作業量も必要となります。
読者が増えて安定したアクセスが集まるようになってくると、継続した収入が発生します。
また特定の商品を売るためのサイトを作成するアフィリエイトもありますが、アクセスだけではなく、商品を購入してもらうためのサイトを作るスキルも必要となります。
ネットワークビジネスも権利収入
権利収入を得られるビジネスの一つとして、アムウェイに代表されるネットワークビジネスがあります。
「権利収入ビジネスは危険」といったイメージを持つ方もいらっしゃいますが、ここではネットワークビジネスについて詳しく解説します。
ネットワークビジネスとは、特定の商品を口コミで販売したり、購入してくれる人を勧誘して会員を増やす形式のビジネスです。
マルチレベルマーケティング(MLM)と呼ばれており、一見するとネズミ講の仕組みと似ていますが、合法な販売方法です。
ネットワークビジネスは、商品を紹介して相手に購入してもらえたら謝礼のような形で収入が入ります。
商品を販売してくれる人を増やすことでも、紹介した自分に収益が発生します。
ただし勧誘活動は非常に難易度が高く、労力の割に合わないことが多い傾向にあります。
まとめ
副業を始めたいと考えている方や権利収入で副収入を得たいと考えている方のために、権利収入について詳しく紹介してきました。
この記事で紹介してきたように、権利収入で安定した収入を発生させられるようになるのは決して簡単ではありません。
とは言え、本業のようにしっかりと時間が取れるわけではない副業で労働収入に取り組んでも稼げる額はたかが知れています。
しかも労働型の収入は年を重ねれば重ねるほど継続するのがキツくなっていくので、やはり副業には権利収入がおすすめだと言えます。
軌道に乗せるまでが大変ではありますが、副業でも大きく稼ぐことができる可能性が高いので、興味のある方はぜひ取り組んでみてください。