フリーランスやノマドワーカーといった働き方が一般にも広がり、最近では個人が自分でビジネスを展開することが昔よりも増えてきています。
また、国が働き方改革を宣言したことにより、副業としてビジネスに取り組む方も今後どんどん増えていくでしょう。
ただ、個人がビジネスをおこなう場合、資金に限りがあることが多く大きなお金を借り入れることも難しいため、大量に在庫を抱えるようなビジネスはあまりおすすめできません。
そこでおすすめしたいのが、ストックビジネスです。
この記事では、個人におすすめのストックビジネスについて詳しくお伝えしていきます。
これからビジネスを本格的に展開していきたいと考えている方はもちろん、副業で稼いでいきたいと考えている方もぜひ参考にしてみてください。
目次
ストックビジネスとは
まず初めに、ストックビジネスがどういったビジネスなのかについて簡単に解説していきたいと思います。
ストックビジネスはその名の通り、収益を積み上げていくタイプのビジネスモデルです。
顧客に商品の購入やサービスの利用を継続してもらうことで毎月の売上を安定させつつ、そこに新規で獲得した顧客の売上をどんどんプラスさせていくことができるため、売上を蓄積させていくことが可能になります。
対象的なビジネスモデルとしてフロービジネスというものがありますが、フロービジネスは顧客との取引が1回限りとなってしまうため売上が安定しません。
そのため、企業レベルでおこなっていくビジネスとしてはもちろん、個人単位でおこなっていくビジネスとしてもあまりおすすめできないビジネスモデルになります。
なぜ個人でビジネスをやるのにストックビジネスが最適なのか
ストックビジネスがどういったビジネスモデルなのかについて理解してもらったところで、なぜ個人でビジネスをおこなう場合にストックビジネスがおすすめなのかという点についてみていきましょう。
個人がストックビジネスでビジネスを展開していく主なメリットは以下の3つです。
1. 毎月の売上が安定するから
基本的に顧客との関係が1度きりで終了してしまうフロー型のビジネスとは異なり、ストックビジネスは日々売上を蓄積させていくことができるようになっています。
フロービジネスだと極端な話毎月売上がゼロからリセットされてしまうようなイメージですが、ストックビジネスは売上がある程度蓄積された状態で月が始まるため、毎月の売上を安定されることができます。
企業レベルであれば売上が多少悪くても持ちこたえる体力はあるかもしれませんが、個人レベルになると売上が安定しているか、していないかというのは死活問題です。
そのため、ストックビジネスの売上の安定性は大きなメリットだと言えるでしょう。
2. 売上が蓄積されていくから
ストックビジネスは蓄積型のビジネスモデルです。
ユーザーの増減によって多少の変動はありますが、基本的に前月の売上を保ったまま新しい月を迎えることができます。
そのため、前月の売上に上乗せする形で当月分の売上を蓄積させていくことができるようになっています。
一人で全ての業務をこなすような個人でのビジネスは、やるべきことが多いため毎月新規であげることができる売上には限度があります。
ですので、毎月の売上に上乗せする形で売上をあげることができるストックビジネスは、個人が稼いでいく上で理想的なビジネスモデルだと言えるわけです。
3. 仕事ができなくなってしまったとしても売上を保つことができるから
個人でビジネスをおこなっていく上でリスクになるのが、病気やケガにより仕事ができなくなってしまうことです。
企業に勤めていれば毎月の給与が保証されますが、個人事業主となるとそうもいきません。
顧客との関係性が基本1回きりのフロービジネスだと、働けない間は売上をあげることができないため、収入が激減してしまいます。
一方ストックビジネスの場合は顧客が基本的に商品の購入やサービスの利用を継続してくれるため、例え病気やケガで働くことができなくなってしまったとしても売上をあげることができるようになっています。
個人でビジネスをやっていると、「病気やケガになってしまったらどうしよう…」というストレスが常につきまといますが、ストックビジネスならこのストレスもある程度抑えることができるようになるわけですね。
個人で始めるのにおすすめのストックビジネス5選
ストックビジネスは個人でビジネスを展開していくうえでもメリットの多い、とても魅力的なビジネスだということがわかってもらえたかと思います。
先ほど紹介したメリットだけみても、やはり個人がビジネスをおこなっていくのであればフロービジネスよりストックビジネスを選ぶべきだと言えますね。
ここからは、個人でおこなっていくのに最適なストックビジネスの種類をいくつか紹介していきます。
いずれも個人レベルで取り組んだとしてもしっかりとした売上をあげていくことができるものになっているので、ぜひ参考にしてみてください。
1. サイト運営
専業でおこなうにしても副業でおこなうにしても、個人でおこなっていくストックビジネスの中でも最もおすすめなのがサイト運営です。
サイトを作成して広告を貼り、サイトに訪問してくれたユーザーがその広告を通して商品の購入やサービスに申し込むことで広告費を受け取ることができるという、いわゆるアフィリエイトというビジネスモデルです。
アフィリエイトにはさまざまなやり方があるのですが、もっともスタンダードな方法でおこなうのであれば、月数千円程度の経費しかかかりません。
パソコンを持っていない場合やネットがつながっていない場合はそれらの導入費用はかかりますが、その他のビジネスに比べると初期費用は格安だと言っていいでしょう。
そのため、あげた利益のほとんどが収益になります。
2. YouTube
サイト運営と同じようなビジネスモデルで最近人気が高いのが、YouTubeです。
YouTubeがサイト運営の動画版といった感じで、アップした動画に広告を貼り、その広告を動画の視聴者が視聴したりクリックしてくれることで収益が発生します。
あげる動画の内容にもよりますが、YouTubeも毎月の経費がほとんど発生しないタイプのビジネスです。
サイト運営同様パソコンやネット環境の導入、また、撮影用のカメラの導入費用などはかかりますが、それでも初期費用としてかかるお金はかなり安く抑えることができます。
3. イラストや写真などの素材の販売
イラストを描くのが得意な方や写真を撮るのが得意な方におすすめしたいのが、素材販売系のストックビジネスです。
イラストや写真を素材販売サイトで公開し、その公開した素材をユーザーが購入してくれることで利益を上げることができます。
4. オンラインサロンの運営
これまで紹介した3つは、毎月利用が継続されるタイプのビジネスモデルではなく、一度設置すると放っておいてもある程度自動的に収益が発生するような、自動販売機型のビジネスモデルでした。
一方、オンラインサロンは利用する場合基本的に月会費が発生するので、ユーザーの数に応じて毎月継続的に利益をあげることができるようなビジネスモデルです。
もし人に教えることができるほど突出した知識やスキルがあるのであれば、個人レベルでも大きく稼ぐことのできるビジネスモデルだと言えます。
5. ツールの販売
パソコンなどで使用するツールを開発し、「月額いくら」という形で売り出すことができれば、オンラインサロンの運営と同じような形で継続的に収益をあげることができます。
ユーザーが継続的に利用したくなるようなツールを開発することができれば安定して稼ぐことができるでしょう。
まとめ
今回紹介してきたように、個人こそストックビジネスに取り組むべきです。
ストックビジネスは仕組みや土台作りこそ大変ですが、一度作り上げてしまえば安定的に収益をあげることができるようになります。
まさしくできることや対応できる時間が限られている個人にうってつけのビジネスモデルだと言えますね。
こらからビジネスに取り組もうと考えている個人の方は、例としてあげさせてもらったようなストックビジネスに挑戦してみてはいかがでしょうか?