最近一気に増えてきたサブスクリプション型のサービス。
今の時代にピッタリのサブスクリプション型のサービスは今後も増えていくことが予想されていて、利用者の数もどんどん増えていくと言われています。
つまり、これからビジネスを始めるのであれば、サブスクリプション型のビジネスを始めるべきということです。
そこでこの記事では、「サブスクリプションとは」という部分に触れながら、サブスクリプション型のビジネスのメリットやデメリットやサブスクリプション型のビジネスの成功例などについて紹介していきます。
これからビジネスを始めたいと考えている方やサブスクリプション型のビジネスについて詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
サブスクリプションとは
まずはサブスクリプションがどういったものなのかについて改めて解説していきたいと思います。
サブスクリプション型ではないサービスと言えば、そのサービスを利用するたびにその都度お金を払って利用することになります。
また、商品が欲しいと思った場合は、その商品に見合ったお金を支払うことで自分のものとして所有できるようになります。
一方サブスクリプション型のサービスというのは、毎月(あるいは毎年)決まった料金を支払ってサービスを利用することになります。
つまり、「定額制のサービス」ということになりますね。
有名なもので言えば、毎月定額で数百万の音楽を聴くことができるサービスや数万本の動画が視聴できるようになるサービスなどがあげられます。
また、洋服や車など、本来購入しないといけないようなものを毎月定額で利用できるようなタイプのサービスもあります。
年単位で利用している場合は制約があることもありますが、これらサブスクリプション型のサービスは、基本的にいつでも好きなタイミングで利用を停止することができます。
サブスクリプション型のビジネスのメリットとデメリット
これからの時代ビジネスをおこなっていくのであればサブスクリプション型のビジネスがおすすめだと解説してきましたが、サブスクリプション型のビジネスにもその他のビジネスと同じくメリットとデメリットがあります。
ここではサブスクリプション型のビジネスのメリットとデメリットについてみていきましょう。
メリット
サブスクリプション型のビジネスの最大のメリットと言えば、売上が安定するところにあります。
通常のビジネスであれば基本的に売上は毎月リセットされます。
今月あげた売上が来月に引き継がれるようなことはありません。
つまり、毎月売上を新たに確保し続けることがあるということです。
一方、サブスクリプション型のビジネスは、ユーザーがサービスの利用をやめてしまわない限り売上を上げ続けることができるようになっています。
そのため、ある程度毎月の売上を安定させることができるわけです。
またこの他にも、
毎月の利用料金が安いためユーザーがサービスに加入する心理的ハードルが低い
利用者のデータを元にサービスを改善していくことができる
などがメリットとしてあげられます。
デメリット
大きなメリットのあるサブスクリプション型のビジネスですが、もちろんデメリットがないわけではありません。
サブスクリプション型のビジネスで最も大きなデメリットと言えるのが、サービス開始当初は大きな売上を立てるのが難しいというものです。
毎月の利用料金が安いというのはユーザー目線で見るとメリットになりますが、ビジネスをおこなっている側からすると大きな売上を立てにくいというデメリットになります。
もちろんいきなり大きな売上を立てることもできますが、それにはたくさんのユーザーにサービスを利用してもらう必要が出てきてしまいます。
その他にも、
ユーザーに使い続けてもらうための仕組み作りやコンテンツの拡充が必要不可欠
サービスやコンテンツを充実させるのに継続的にコストがかかる
などのデメリットがあげられます。
サブスクリプション型ビジネスの成功例
サブスクリプション型のビジネスを展開してくのであれば、成功しているサービスを参考にするのが一番です。
そこでここからは、サブスクリプション型のサービスとして成功している成功例をいくつか紹介していきたいと思います。
1. Amazon Prime
日本最大級の通販サイト、Amazon。
そんなAmazonのサービスの一つとして展開されているのが、Amazon Primeです。
Amazon Primeは月額400円で利用できるサブスクリプション型のサービスで、動画配信サービス、音楽配信サービス、雑誌読み放題サービスなど複数のサブスクリプション型サービスが利用できるようになります。
2. Netflix
動画配信サービスと言えば定番のサブスクリプション型サービスですが、その中でも特に有名なのがこのNetflixです。
Netflixはアメリカで始めった大人気の動画配信サービスで、日本でも多くのユーザーが利用しています。
Netflixはオリジナル作品がとにかく多く、どのオリジナル作品もクオリティが高いため、ユーザーの継続率が高くなっています。
3. AppleMusic
動画配信サービスと並ぶサブスクリプション型のサービスの定番と言えるのが音楽配信サービスです。
そして数ある音楽配信サービスの中でも特に利用者が多いのが、AppleMusicです。
AppleMusicはiPhoneなどを販売しているAppleがおこなっているサービスで、iPhoneとの親和性の高さから利用者が非常に多くなっています。
4. dマガジン
サブスクリプション型のサービスと言えば雑誌読み放題系のサービスも人気ですが、その中で特に人気が高いのがdマガジンです。
dマガジンは月額400円という安さで200種類以上の雑誌が読み放題になるので、コスパの高さから多くのユーザーに支持されています。
5. PlayStation NoW
PlayStation NoWはPlayStationを製造・販売しているソニーがおこなっている、ゲームの定額制サービスです。
月額料金を支払うと、配信されているゲームを無制限でプレイすることができるようになっています。
6. MECHAKARI
MECHAKARIはDMMグループがおこなっているファッションアイテムの定額制レンタルサービスです。
ミニマリストとという言葉が流行るほどものが増えることに抵抗を感じる人が増えてきている現代にぴったりのサブスクリプション型サービスだと言えますね。
7. メルスプラン
メルスプランはコンタクトレンズのサブスクリプション型サービスです。
毎月決まった額を支払うことで、使い捨てコンタクトレンズの交換などが無料になります。
無くしてしまう人が多いアイテムということもあって、利用者の多いサービスです。
8. Office 365 Solo
ビジネスに必要不可欠なマイクロソフトオフィスを定額で利用できるサービスです。
マイクロソフトオフィスのソフトは結構高いので、初期費用を抑えることができるOffice 365 Soloはかなりありがたいサービスだと言えますね。
また、最新のバージョンのものを使えるのもありがたいところです。
9. KINTO
トヨタがおこなっている自動車のサブスクリプション型サービス。
定額料金でトヨタの車が乗れるようになるサービスで、自動車税やメンテナンス費用などを気にする必要がなくなる素晴らしいサービスです。
成功例に見るサブスクリプション型ビジネスを成功させる秘訣
サブスクリプション型のサービスの成功例をいくつか紹介してきましたが、それらのサービスに共通しているのが「サービスやコンテンツを充実させることへの手間や投資を惜しまない」という点です。
そしてこれがサブスクリプション型のサービスを成功させる上でのキモになります。
サブスクリプション型のサービスはユーザーがサービスを利用し続けている限りは安定して売上を上げ続けることができますが、サービスの利用をやめるユーザーが増えてくると売上はどんどん下がってしまいます。
そのため、サービスやコンテンツを充実させ、ユーザーに使い続けたいと思ってもらう必要があるわけです。
逆に言えば、サービスやコンテンツを充実させ続けることができれば、売上を右肩上がりに上げ続けていくことができるようなります。
そのため、サブスクリプション型のサービスを展開していくのであればサービスとコンテンツを充実させることを意識するようにしてください。
まとめ
サブスクリプション型のビジネスについて詳しく解説してきました。
サブスクリプション型のビジネスは今が発展していくタイミングなので、今後もますます色々なサービスが増えていくはずです。
つまり、サブスクリプション型のビジネスを始めるなら今がベストタイミングだと言えるわけです。
ですので、今回紹介してきた成功例を参考に何か展開していけそうなビジネスがないか色々と考えてみてくださいね。