ビジネスでの収入源には、ストックビジネスとフロービジネスの2つがあります。
この2つのビジネスモデルの名称は聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、そのストックビジネス、フロービジネスの詳細やメリット、デメリットなどを説明してと言われると「え〜と・・・」なってしまうケーツは多いと思います。
そこで、この記事ではストックビジネス、フロービジネスについて詳しく解説します。
ストックビジネスとは
まずは、ストックビジネス。
ストック(stock)は「貯蔵」「蓄え」「蓄積」といった意味です。
顧客と中長期的な契約を結んだり、会員制ビジネスなどのサービスで顧客を確保することで
継続的な利益を得るビジネスモデルがストックビジネスになります。
たとえば、私たちが日ごろ何気に支払っている通信事業、電力・ガス事業、
また、個別指導塾はストックビジネスに該当し、一定数の生徒が集まれば収入が安定しますし、
高齢化社会の進行に伴ってデイサービスなどの介護事業もストックビジネスになります。
ストックビジネスは定数の契約や会員を獲得できれば、
中長期的な固定収入が見込めビジネス安定しやすいのが最たる特徴と言えます。
ストックビジネスのメリット、デメリット
ストックビジネスのメリットとしては、
なんといっても、継続的な収入が得られることです。
デメリットとしては、
提供するサービスの質を保持するための企画力や、離脱率を防ぐためのサービスも必要です。
フロービジネスとは
ストックビジネスに対峙するビジネスモデルとして、フロービジネスがあります。
フロー(flow)」は「流れ」という意味です。
フロービジネスとは一時的に売上が立つもの全般的です。つまり、各顧客との取引が一度きりであるため、その顧客からの継続的な利益は得られません。
飲食店や小売店には常連さんやお得意さんがつきますが、契約関係を結ぶわけではないのでいずれにしてもフロービジネスという事ですね。
需要に応じて一度きりの売買や契約を伴い、そこで契約や支払いが完了する仕組みなので多くのビジネスがこれに該当し、
日常の購買活動の大半がフロービジネスになります。
フロービジネスのメリット、デメリット
フロービジネスのメリットは何と言っても、売上や支払いがストックビジネスよりも早い事です。デメリットはそれが毎月売れるかどうかがわからないことです。
デメリットとしては、フロービジネスは収入に継続性がありません。
不動産や住宅など単価の大きなものはそれでも構わないかもしれませんが、単価の小さいものであれば、基本毎日・毎月売り続ける必要があります。
ということで、安定的に利益を生み続けるストックビジネスを展開する方が、精神的にも経済的もアドバンテージがあります。
ではここからは、そのストックビジネスにはどんな種類があるのか?についてお伝えしてまいります。
ストックビジネスの種類
ここからは、継続性に優れているストックビジネスの種類に関してお伝えいたします。
- 定期購入・定期契約型(ウォーターサーバー、新聞や雑誌の定期購読など)
- レンタル・リース型(レンタルオフィスや車などのリースなど)
- 定期メンテナンス型(清掃会社やビル、エレベーターなどのメンテナンス事業など)
- 賃貸契約型(大家さん、トランクルーム、マンションやオフィスの賃貸業など)
- 教室型(学習塾、そろばん塾、パソコン教室、ピアノ教室など)
などがあります。
定期購入・定期契約型(ウォーターサーバー、新聞や雑誌の定期購読など)
私たちが日常生活で普通に使っている、電気業やガス業、水道業、電話などの通信業などもストックビジネスになります。インフラ網を整備し、利用者や契約者を獲得すれば継続的に収入が得られるビジネスモデルであり、まさにストックビジネスという事になります。
レンタル・リース型(レンタルオフィスや車などのリースなど)
清掃会社やビル、エレベーターなどのメンテナンス事業など定期メンテナンス型のストックビジネスになります。
いったん契約してもらえれば、一定期間は営業活動をしなくてもメンテナンスをするだけで安定収入が見込めます。
賃貸契約型(大家さん、トランクルーム、マンションやオフィスの賃貸業など)
また、今の時代、個人でも参入しやすくなったストックビジネスの王道である、不動産賃貸業、つまり大家さん業です。
事務所でも住宅でも、倉庫や車庫などの不動産を借りてくれる人がいれば毎月賃料や家賃が入ってきます。
借りてもらうための営業活動は必要ですが、一度入居してもらえばその後の営業活動をする必要はありません。
教室型(学習塾、そろばん塾、パソコン教室、ピアノ教室など)
習い事やお稽古の月謝をいただく学習塾やピアノ教室もストックビジネスになります。また、料理教室などのカルチャー教室も同じですね。教育型に関しては、直接面談型とネットなどのイーラーニング型があります。
会員性ビジネス 顧問制ビジネス
フィットネスクラブなどの会費制ビジネス、弁護士事務所の顧問料の部分などはお客さんの数に制約がありますが、ストックビジネスの形態であると考えられます。フィットネスクラブは利用しても利用しなくても月の会費を支払う仕組みになっています。弁護士との顧問契約も同様で、顧問料が継続して発生します
個人が超低資金でハイリターンが狙えるストックビジネス
会員制ビジネスは低資金でスタートできる
インフラ型や店舗を構えるなどのストックビジネスには大きな初期投資がかかり、初期にかかった費用の回収までの時間がかかります。
しかし今の時代、個人がインターネットを活用して自分の趣味やスキルをサービスとして提供する場合、e-ラーニングなどの会員制ビジネスに関しては初期投資が少額でスタートできます。
また、初期投資した費用の回収にかかる時間も短く、個人が副業などで始めるにはリスクの少ないビジネスモデルの1つです。
自分のスキルを活かす
また、これまでの自分のキャリアや趣味でのスキルを活かしての会員制ビジネスには原価がほとんどかからないのも、小資本でビジネスをスタートしたい個人には向いていると思います。
そんな、会員制ビジネスの始め方に関してはこちらのページで詳しく解説していますので、
会員制ビジネスに興味のある方はご覧ください。
ストックビジネスのまとめ
ここまでお伝えしてきたストックスビジネス。今や法人だけや特殊なスキルや技能を保有している方だけが行うビジネスではなく、個々の個人でも十分に安定した利益を出せるビジネスモデルになりますので、是非、あなたに合ったストックビジネスを考えてみてください。