ビジネスを大きく分けると「ストックビジネス」と「フロービジネス」があります。
・ストックビジネス事例
・時代によって変わるストックビジネスの事例
・継続的に収入を上げるために必要なこと
・ストックビジネスのメリット
・自分のやりたいことがストックビジネスかどうか見極めよう
以上のことを紹介しますので参考にしてください。
ちなみに、フロービジネスは居酒屋やコンビニエンスストアなどの小売業のことで、各顧客との取引が一度きりで終わってしまうため、継続的な収益は得られないビジネスです。
一方、ストックビジネスはストック(蓄える)という言葉の通り、顧客と契約を結んだり会員になってもらい継続的な付き合いで収益を得るというもの。
フロービジネスとは違い安定した収入が見込めるのがストックビジネスです。
ストックビジネスの方が継続的な収益を得られるので、自身でビジネスをしている方は何としても取り入れたいビジネスモデルです。
そこで、継続的に収入を上げるためには
ストックビジネスで何が必要なのか?
ストックビジネスにはどんな仕事があるのか?
この記事ではそんな疑問にお答えしていきます。
目次
ストックビジネス事例

ストックビジネスのシステムは分かったと思いますが、実際にはどんな仕事があるのか?いくつか紹介します。
定期契約・定期購入
例えば、新聞や置き薬がこれにあたります。
新聞は毎日、置き薬は毎月など一定の時間帯や時期に自宅や指定した場所に配達することで一回ずつ購入する手間を省いています。
その契約が続く限り収益が上がるというわけです。
最近で言えば、ウォーターサーバーも同様で、毎月ウォーターボトルを注文してもらうことで安定かつ継続的な収益が得られます。
このように「定期型」はわかりやすいストックビジネスと言えます。
定期メンテナンス業
機械や設備などのメンテナンスも定期的に行われる作業で、ストックビジネスのひとつ。
機械やビルといった建物など時間とともに劣化するものに適応し、その商品や建物の販売と同時に契約をしてもらうのが手っ取り早いです。
消耗品型
これは消耗率が高く、尚且つ消耗品が高いといった消耗品型のストックビジネスです。
例えば、プリンターを使う頻度が高ければインクを大量に使いすぐになくなってしまいます。
しかし、インクの価格が比較的高めですが、インクがないと使えないのでどうしても購入しなければ使えない、ということです。
他にも、車のガソリンなどもこれと同じビジネス形態になります。車の購入はフローですが、燃料はストックといった形です。
保険業
誰しもが加入している保険もストックビジネスのひとつ。
「万が一のときの備え」「もしものことがあったら」といったニーズに合わせたビジネスです。
生命保険や火災保険、自動車保険などさまざまな種類の保険がそうです。
高額な損害が発生する可能性があるため、子どもから老人まで幅広い年齢層が利用しています。大きなストックビジネスと言えます。
ストックビジネスの事例・時代によって変わります。

インターネットが普及して世界中の人がどこにいてもつながれる時代。新しい働き方が増えています。
YouTuber
動画を配信して収益を得るビジネスです。
これは配信する動画流れる広告から収入を得るスタイルで、視聴している人がその広告をクリックすると動画配信者の利益になるというもの。
また視聴したいと思ったら「チャンネル登録」ができ、新しい動画配信があればフィードに流れてくるというシステムです。
このチャンネル登録数が多ければ多いほど、広告収入は増えるので継続的に収益が見込めると言えます。
ただし、動画を配信しても「また観たい」「面白い」「チャンネル登録しよう」と思ってもらえなければ、全く収入にはつながりません。
動画内容を面白くする、またはためになる情報にする必要があります。
顔を出さなくても今はバーチャルのYouTuberも流行っているので、何か人気になるようなアイディアがあればチャレンジしてみるのもいいですね。
最近では小学生のなりたい職業に選ばれるなど、人気の職業になっています。まずはどんな反応があるのか、何かの動画を撮って配信してみましょう。
ネットのASPなど
ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)は、「便利な面白いアプリを使いたい」といった時代のニーズにマッチしたストックビジネスです。
スマホのアプリで月額課金をイメージしてもらうとわかると思います。
パソコンでもPhotoshopやIllustratorなど今まで有料で購入すればずっと使えたソフトが、月額制に移行しています。それほどストックビジネスは魅力的だということです。
ストックビジネスで継続的に収入を上げるために必要なこと

継続的に収入を上げるには何が必要なのでしょうか?その作り方を紹介します。
顧客を獲得する
ストックビジネスで収益を得るための第一段階として、まずは顧客を獲得しなければ始まりません。
そこで宣伝が必要です。利用者目線でその商品の何がいいのか?といったメリットを全面に出していきます。
例えば、
「価格設定が明確で手ごろ」
「余計な手間や税金がない」
「場所を取らない」
などです。
利用者は自分や家族にとって有益なものだと判断すれば、あとは価格を見て判断します。
価格設定を間違えない
上述した通り、継続的な利益を得るには利用者目線で価格を見ることが大事です。
その商品やサービスが気に入っても、高額ではすぐに離れていってしまいます。
利用者からすれば何においても価格は「安い」に越したことはありません。
そして価格設定は「定額料金」が利用者にはわかりやすく、今後の予算設定もしやすいので利用者も獲得できやすいと言えます。
契約を結ぶ
商品やサービスを上手に宣伝した結果、「この料金なら毎月(毎年)払ってもいい」と了承を得られれば晴れて契約をしてもらいましょう。
このとき、その商品やサービスの定期性が1年契約なのか、それとも顧客が解約するまでなのかも決めておくと、今後の収益が見込めるので設定しておくといいですね。
これを一人、また一人と獲得していけば一定の安定収入が見込めるストックビジネスになります。
ストックビジネスのメリット
ストックビジネスのメリットは何より「継続的に安定した収入が得られること」です。
契約や会員制のビジネスを一定数確保できれば、収益がずっと入り続けます。
ただし、最初に新規契約や会員を獲得するまでに少し時間がかかるので、安定した収益が得られるまでは待たなければいけないのが難点です。
とはいえ、一旦契約や会員数を獲得してしまえば、断然収益が安定して月単位、または年単位での見込み収益があるので心に余裕ができます。
自分のやりたいことがストックビジネスに対応できるか見極めよう
継続的に収入が見込めるビジネス形態のストックビジネスは、色んな業界、業種が参入してきています。
やはりフロー型よりも断然安定しているのが大きな特徴です。
今はアプリやソフトなどの種類も豊富で、そういった企業に属していなくても個人的に開発して販売している時代。
ソフトやアプリは物販と違い在庫を持つ必要がないので、定額制で販売すれば一定の収入が得られます。
これから自分でビジネスを始めようと考えるなら「何を、どうやって、いくらで」といったビジネス設定をしっかりしましょう。
安定した収入が欲しいならフロー型かストック型か、ちゃんと見極める必要があります。
また、貯金型保険のような、すぐに顧客が離れてしまわないような工夫も考えるといいです。
利用者を満足させ続けることがストックビジネスのカギになります。
そこで、下記のページでは会員制ビジネスというストック型のビジネスモデル作り方が理解できる無料動画をプレゼントしていますので、是非、あなたのストックビジネス作りの参考にしてください。