会員制ビジネス構築無料動画セミナーはこちらをクリック

オンライン教材の作り方カンタンガイド

タブレットとノートとイヤホンとペン

最近は、企業による研修がオンライン教材形式に変わりつつあります。オンライン教材であれば企業独自の内容に特定できるだけでなく、新しい情報やサービス内容の周知にも役立ちます。

しかし、オリジナルのオンライン教材の作り方が分からず、どのように進めていくのか悩んでいる企業も多いでしょう。

この記事では、

  • オンライン教材を作る際に意識すること
  • オンライン教材の作り方
  • 教材作成時の注意点

など、オンライン教材作りに欠かせないポイントをご紹介します。

オンライン教材を作る上で意識したいこと

パソコンを操作する手と眼鏡とコーヒーカップ

学習効果が高い教材にする

誰が見ても理解しやすく、分かりやすい教材となるように意識しましょう。特に学習効果を高めるためには、教育課程の設計が重視されます。また、受講したいと思える意欲を高められることも重要です。

受講者が学習効果を感じるためには、学習内容が身に付いている、モチベーションの維持がしやすい、得た知識が定着したと実感できることが大切です。学習内容が習得できていると感じさせるためには、学習の前後で確認や復習テストを行い、理解度を確認できると良いでしょう。これにより、どれくらいの知識が得られたのかも実感しやすいです。

また人間は、視覚からの情報も脳にインプットされやすいため、キャラクターやイラストでポイントを紹介するのも有効でしょう。文章に比べて要点を伝えやすく、印象にも残りやすいのでおすすめです。

学習の効果を高めるためには理解しやすい学習だけでなく、分かりやすさも重要です。結果が変わるとモチベーションの維持にもつながり、学習意欲も向上します。

シンプルで受講者に分かりやすい

多くの知識を特定の時間で伝えたい場合、いくつもの情報が混沌としてしまい、重要な部分が伝わりにくくなってしまうこともあります。オンライン教材で分かりやすさを重視したいなら、情報を整理してスマートにまとめることを意識してみましょう。

細かな部分まで伝えようとすると要点がぶれやすく、伝えたい内容が薄れてしまいがちです。しかし、読み方や文章、色、イラストなどを加えて読みやすさを意識するとシンプルに伝えられます。内容の分かりやすさだけでなく、見た目の美しさやデザインからも分かりやすさを意識してみましょう。

教材の修正・更新のしやすさも重要

オンライン教材を初めて作る場合、ノウハウを知り尽くしている外部に依頼することが多いでしょう。しかし、自社で教材を作成した場合、教材の修正や更新をすぐに行えるのがメリットです。

ただし、各担当者がバラバラで資料に関して整理されていない場合は、自社独自のオンライン教材であっても修正や更新がしにくくなってしまうでしょう。修正や更新しやすい教材を目的としているのなら、構成が整理されていて誰もが教材の修正や管理ができる環境に整えることが重要です。

受講者のやる気を引き出す工夫を取り入れる

オンライン教材は、受講者がやる気にならなければ継続しにくくなります。また、最初から最後まで自分のペースで受講する場合、やる気がないと知識は身に付きません。

受講者のやる気を引き出すためには、単独で受講しているのではなく、他にもオンライン教材を使用している人がいることを感じる機会があると良いでしょう。例えば、同じオンライン教材の使用者同士で交流できたり、お互いの意見などが気軽に交換できたりなど受講者同士の交流も有効です。講師を交えたコミュニケーションも受講者のやる気につながります。

オンライン教材を作る4つのステップ

STEPと書かれた、積み上げられたブロック

ステップ1:教材の目的や目標を明確にする

オンライン教材を作る場合、受講者像や学習目標、評価の基準、受講時間、受講環境などを意識しながら教材の目的や目標を考えてみましょう。

  • 受講者像・・・全社員、新入社員、各部門別、アルバイトやパートなど
  • 学習目標・・・学習対象者が何を習得できるのか
  • 評価の基準・・・テストや意見交換、テストなどによる基準値を作る
  • 受講時間・・・メインの受講者の情報から最短で受講できる時間にする
  • 受講環境・・・パソコンやタブレットの使用がメインで、コンテンツの表現パターンの多様化にも意識する。講師との対面での講義やナレーションと映像のアニメーション、パワーポイントやスライド形式、マンガやVRの使用など

上記のポイントを確認しながら、受講者が理解しやすい形式を組み合わせると良いでしょう。

ステップ2:目的に合った内容でコンテンツを考える

オンライン教材作成のためには、何の目的で教材を作ったのかを考え、目的に合った内容でコンテンツを考えていきます。現在抱えている課題や問題が発生した原因、課題を克服するために身に付けたい内容など、受講による目的を考えてコンテンツを作成します。課題に対して分析していくと、受講者を限定することも可能です。

ステップ3:完成イメージを設計する

オンライン教材の目的や受講者、教材を通じて習得したい内容などを組み立てていくと、完成イメージが見えてきます。目的や目標に合わせて目次や骨子を作成していくと、受講者に対しても満足できる教材に変わっていきます。

最初に教材受講後に習得できる内容や目標を上に置き、下に向かって順番に分解して構造を作ります。目次の後に骨子を作り、教材で学べる要点を並べていくと完成します。

ステップ4:コンテンツを作り品質検査

目次や骨子からコンテンツを組み立てたら、実際作ったコンテンツを配布して研修を行ってみましょう。頭の中では順序通りになっていたとしても、実際に使用したことで見えなかった問題が明るみになるケースもあります。

品質向上のためにも、作ったコンテンツを試してみるのがポイントです。コンテンツをより向上させるために、品質検査時にはアンケートを作り、受講者から問題点を聞くことも重要です。

使用したオンライン教材とアンケートによって問題点を改善できると、よりオリジナリティのあるオンライン教材になるでしょう。

オンライン教材の作成で注意点

注意マークが画面に映るパソコン

短時間で学べるコンテンツにする

オンライン教材は就業時間内に使用することが多く、受講対象者によっては一定の時間を確保するのが難しい場合もあるでしょう。業務の合間に受講するなら、時間を無駄に使用しないように短時間で学べるコンテンツを提供しましょう。

最短での学習が可能であれば集中力が維持できるだけでなく、有効なオンライン教材となります。身に付きやすい時間を心掛けてみましょう。

効果測定で改善を繰り返す

研修でも同じですがオンライン教材でも効果測定が重要であり、今後のパフォーマンス向上のためにも必要でしょう。企業の経営を支える人材育成において、オンライン教材で何を習得できたのかを知ることで、問題点が明るみになる場合もあります。

効果測定によって能力開発や教育に関して必要なコンテンツやニーズも分かるため、効果測定で改善を繰り返していくと良いでしょう。

各権利を侵害する教材を作らない

オンライン教材を自社で作成する場合、誰でもわかることを意識しすぎてしまうと様々な権利侵害に該当する場合があります。特に有名人の写真やアニメなどの画像使用は、著作権や肖像権などの侵害となってしまいます。

使用に対しての許可が明確でない場合、許可申請や似たものへの変更、ライセンス取得などの対処が必要です。権利の侵害にならないためにも、使用する内容を確認してみましょう。

まとめ

ここまでオンライン教材に関しての作り方や意識するポイント、注意点をご紹介してきました。自社で作成する場合、独自の情報を取り入れたり更新が簡単だったりとメリットも多くなります。

実際に制作する際は注意点を確認しないと受講者に分かりにくいだけでなく、内容によっては権利侵害に該当する可能性もあります。明確なコンテンツの組み立てでアップグレード可能となるので、上記を参考にしてオンライン教材を作成してみましょう。