この記事では、仕事に活かすことのできる心理学的テクニックについて詳しく紹介しています。
営業で使える心理学的テクニックとマーケティングで使える心理学的テクニックをそれぞれ3つずつ紹介しています。
「必死に頑張っているのになかなか仕事で成果をあげることができない…」
今現在こういったことでお悩みではないでしょうか?
というよりも、仕事で自分の思ったとおりの成果をあげられる人なんてほんの一部。
ほとんどのビジネスマンが大なり小なり上記のような悩みを抱えているでしょう。
その場合、今以上にがむしゃらになって頑張ってみるというのも一つの手だと言えますが、
単純に数を増やすよりも、もっと精度をあげることに取り組むべきかもしれません。
そこで上記のような悩みを持っているビジネスマンにおすすめしたいのが、「心理学」です。
この記事では、仕事で活用することでおもしろいように成果をあげられるようになる心理学について詳しく紹介していきたいと思います。
頑張っているのになかなか成果がついてこない方やもっと成果をあげたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
仕事で成果をあげたないなら心理学を学ぶべき
もし今仕事で思ったように成果をあげることができずに悩んでいるのであれば、日々の業務に心理学を取り入れてみることをおすすめします。
というのも、ビジネスでしっかりと成果をあげることができている優秀なビジネスマンの多くが、日々の業務に積極的に心理学を取り入れているからです。
特に心理学を取り入れることで大きな成果につなげることができるようになるのが、営業やマーケティングといった「人」とダイレクトに関わる職種。
これらの職種では顧客を相手にしていくことになりますが、相手にする顧客は「人」です。
そのため、そういった職種で人の心の変化や動きに関する学問である心理学を取り入れていくというのは、ごくごく当たり前のことで、むしろ積極的に取り入れていくべきなんですね。
こういった職種では心理学を取り入れることで大きな成果をあげられるようになったりするものなので、
これから紹介していくテクニックをぜひ取り入れてみるようにしてください。
営業で使える心理学3選
心理学を取り入れることで大きな成果をあげられるようになる職種の一つが、「営業」です。
営業では顧客を相手に商談をおこない契約をとっていくことになりますが、話を聞いてもらうためのアプローチ、商談中、契約を獲得するためのクロージングなど、心理学を活かせる場面が多々あります。
そこでここからは、営業に活かせる定番の心理学的なテクニックを3つ紹介していきたいと思います。
1. 単純接触効果
営業活動で最初の壁となってくるのが、相手に話を聞いてもらえるかどうか。
いくら素晴らしい商品やサービスを取り扱っていても、相手に話を聞いてもらえなくては意味がありません。
とはいえ、門前払いされてしまうこともあるでしょう。
しかし、そんなときは諦めずに何度も顧客と接触するようにしましょう。
というのも、人には何度も顔を合わせていると、次第にその相手に好意を抱いたり心を許ししてしまうという特性が備わっているからです。
ものすごく地道な作業に思えますが、顔をあわせる回数を増やすのは心理学的にも理にかなったことがだというわけですね。
2. ハロー効果
営業活動の入りで顧客の心をグッと引き寄せたり、第一印象を良くするために活用される心理学的テクニックが、この「ハロー効果」です。
人には、相手の見た目や肩書きで、
「この人はきっとこういう人だろう」
と判断してしまうという特性が備わっています。
よく、「人は見た目や肩書きじゃない!大事なのは中身だ!」なんて言いますが、心理学的に言わせると、人は見た目や肩書きで他人のことを判断してしまうようにできているわけです。
そのため、営業マンは他の職種以上に見た目に気をつかう必要があるわけです。
初対面で顧客の心をグッと引き寄せたいのであれば、見た目や所有しているものに気を使い、できるビジネスマンを演出するようにしましょう。
3. ミラーリング
顧客から契約を取りたい場合、顧客に気に入られることが必要不可欠になってきます。
気に入られることで契約を取りやすくなりますし、話をスムーズに進めることができるようになります。
そこで取り入れたい心理学的テクニックが、ミラーリングです。
ミラーリングというのは相手の動作や言動をマネるという心理学的テクニックになります。
人は自分の動作や言動をマネられると親近感を抱いてしまうようになっているため、意識的にマネることで相手との距離をグッと縮めることができるようになるわけです。
マーケティングで使える心理学3選
マーケティングも心理学を取り入れることで大きな成果をあげられるようになる職種の一つです。
ユーザーに商品やサービスを認知してもらったり、数ある商品やサービスの中から自社の商品やサービスを選んでもらうためには、ユーザーの心の変化や動きを理解してあげることが必要不可欠で、心理学を活かせる場面が多々あります。
そこでここからは、マーケティングに活かせる定番の心理学的なテクニックを3つ紹介していきたいと思います。
1. カクテルパーティー効果
マーケティングで効果を発揮してくれる心理学の一つ、カクテルパーティー効果。
私たち人間には、雑多な情報の中から自分に関係があるものを見分ける能力が備わっています。
例えば、騒がしい場所でも自分の名前など、自分に関係のある言葉だけが良く聞こえることがあるかと思いますが、
あれこそまさにカクテルパーティー効果によって引き起こされるものなんです。
マーケティングでは顧客にまずその商品やサービスが自分に関係あるものだと認識してもらう必要がありますが、
「この商品は〇〇でお悩みの方にこそおすすめしたい商品なんです」
という風にターゲットを絞ってあげることでカクテルパーティー効果が発生し、届けたい顧客にしっかりと情報をキャッチしてもらえるようになります。
2. バンドワゴン効果
販売している商品やサービスにライバルが多い場合に効果的なのが、バンドワゴン効果です。
私たち人間には売れているものや人気のものを無意識のうちに選んでしまうという心理が備わっています。
つまり、他の人が選んでいるものを無意識のうちに選んでしまうということですね。
商品やサービスを売り出す際、
「◯分に1個売れています」
「〇〇部門の人気商品ランキングで1位に選ばれました」
というようにして売り出すことでバンドワゴン効果が発生し、より手にとってもらいやすくなります。
3. 権威への服従原理
私たち人間は「権威」という言葉に弱い者です。
そのため権威性のある商品やサービス、あるいは権威のある人が推薦する商品やサービスを無意識のうちに選んでしまう傾向にあります。
これが、心理学の一つである「権威への服従原理」です。
商品やサービスを売る際、「〇〇の第一人者である〇〇先生推薦」などの文言を加えることで権威への服従原理が発生し、その商品やサービスが売れやすくなります。
まとめ
頑張っているのになかなか成果がともなわないというビジネスマンのために、仕事で使える心理学について詳しく紹介してきました。
今回紹介してきたように、ビジネスは基本的に人を相手にしておこなうことになるので、人の心の変化や動きについての学問である心理学は、積極的にビジネスに活用していくべきものだと言えます。
優秀なビジネスマンほど心理学をビジネスに取り入れていくことの重要性に気づき、積極的に取り入れていっているものです。
心理学は学問になるほど奥が深いものなので、今回紹介できたテクニックはほんの一部にしか過ぎませんが、
定番と言えるテクニックを紹介させてもらったので、上手く活用することができればきっと成果をあげることができるはずです。
現場で使えるようになるためには練習をして慣れる必要がありますが、ぜひ活用してみてください。